2023年のための銅版画。
精麻の紙に刷ったver.
棒絵具、という日本画で使われる画材を水に溶き、紙を染めるように色を着けています。
「精麻」はオオアサの茎から表皮を取り除いた靭皮部分のことで、
古くからご神事で用いられ、モノゴトを清める作用があるのだとか。
そんなイメージも手伝ってか、精麻でできた紙に版画を刷ると、
なにか「お札」とか「お守り」とか、そんなイメージも湧いてきます。
同じ原版ですが、
モノクロver.
とはまた違った印象があるかもしれません。