岩絵具、雲肌麻紙
 28×20.5cm
 2014年
 
2014年に宇佐神宮にて開催された奉納展に出品した一枚。
通常より少し大きめの絵馬板に、和紙を張って描きました。

神社ができるよりも古い時代に、宇佐の地に降り立ったとされるヒメオオカミさまがモチーフ。
ヒメオオカミは、タギツヒメノミコト・イチキシマヒメノミコト・タギリヒメノミコトの三女神とされています。
宇佐神宮は全国の八幡神社の総本宮であり、八幡様のお使いとされる鳩も描いてみました。

絵の内容とはあまり関係ないかもしれないのですが、
制作中、金子みすずさんの『日の光』という詩が、ずっと頭の中に浮かんでいました。
女神さまの表情が少しずつ違うのは、そんな影響もありそうです。